パシリ小話・「パシリと課金」


マイルーム。暗い顔で沈むガーディアン達。


獣男  「待望のアップデート情報が来たけど…」
箱男  「…問題ハ、ハイブリット課金デスネ…」
沼男  「もうボクPSUを辞めようかなあ…ふう」


バーン!
マイルームのドアをブチ破ってヒュマ男登場。


ヒュマ男「オマエらは全然わかってない…わかってない!」
沼男  「な…?突然なんなんだ貴方は?」
ヒュマ男「いいか良く聞け!課金アイテムと言って何を想像する?」
箱男  「ソレハ…レア武器ヤ、レア防具デスカ?」
ヒュマ男「この馬鹿者!PSUのレア武器やレア防具などに何の価値も無い!
     そんな物は一部のエリートハムスターに任せればいいのだ!!」
獣男  「じゃあ、いったい何なんだよ?」
ヒュマ男「PSUにあって他のオンラインゲームに無い物…それはパシリ!!」
沼男  「え…確かにそれはそうだけど…?」
ヒュマ男「可愛い少女型マシナリー…その存在は時には頼れるパートナー、
     時には手塩にかけて育てた娘、そして…時には恋人の様な存在」
箱男  「ソレガ課金アイテムト何ノ関係ガ?」
沼男  「…まさか!!」


ニヤリと笑うヒュマ男。
ヒュマ男「もしも特別なパシリが課金で手に入るとしたら…どうする?」


一同  「!!!」
ヒュマ男「そうPC性能をフルに生かしたパシリ。なあにPS2には通常型に見えれば問題は無い。
     ポリゴン性能限界ヒラヒラなゴスロリパシリや、シースルーでアダルト全開倫理的
     ちょっとコレは危ないじゃないパシリ。さらにセガの豊富なソフト資産を生かした
     キャラパシリ。例えば初音ミクヴァルキュリア。古い所はさくらやVFなどなど」
一同  「(…ゴクリ)」
ヒュマ男「どうだ…課金したくなってきただろう…?」
獣男  「で、でもよ、大の男がパシリの着せ替えで喜ぶなんて変態じゃ…」


ビッシイイイ!!
指を獣男に突きつけるヒュマ男。
ヒュマ男「男が変態で何が悪い!!」
一同  「!!!!」
ヒュマ男「自分に正直になれ!何の為のオンラインだ?辛い事や苦しい事はリアルだけで十分、
     ここで自分を偽ったら、何時何処で自分に正直になれるんだ?そうは思わないか?」
獣男  「オレが間違ってましたぁああああ!!」
ヒュマ男「諦めたらそこでゲーム終了だ!夢をロマンを!俺たちの手で掴むんだ!!」
一同  「オオッー!!」


外へ駆け出す一同。









その様子を一部始終見ていたパシリがポツリと一言。
パシリ 「…馬鹿ばっかりです」


課金ネタで小話。
特定のモデルはいません。多分。