パシリ小話・「∞」

世界に夢と希望を与えるゲームメーカSEGA
そのSEGAのゲーム開発室。
鼻歌交じりで開発室を闊歩する男性を呼び止める別の男性。
呼び止めた男性は日頃の苦労のせいであろうか大分頭髪が少ない。
(この物語はフィクションです)

S氏   「おお!いたいた!おーい!T隊長クン!ちょっといいかな?」
T隊長  「何ですか?今は別の案件(クロスゾーン)で忙しいのですけど?」
S氏   「実はさあPSO2の要望なんだけど…対処してくれないかなあ?」
T隊長  「なになに?『マグじゃなくてPSO2にはPMを実装してくれ!』…マジかよ?」
S氏   「じゃあ!そーゆー事なので隊長後はよろしくねー!」

逃げるようにダッシュで去っていくS氏。

T隊長  「…逃げた…逃げたよ…まったく面倒な事はいつも押し付けるなあ…」
T隊長  「もう今回はマグって決定だし、これでPM出したってなあ…PMは好きだけどなあ」
T隊長  「何か良い手でもあればなあ…うーん…うーん…」
T隊長  「PM…パートナーマシナリー…連れてまわす…ようじょ…ゴホン…仲間…ハッ!」
T隊長  「逆転…逆転の発想…そうだよ!逆転の発想だな!おい!早速デザイナーを呼べ!」

開発室で大声を上げるT隊長。

暫くしてSEGA会議室。
T隊長とPSO2デザイナーの二人で何やら密談中。

T隊長  「…以上これよりPM復活計画を開始する!」
デザイナー「え?ええ?締め切り間際に新要素ですかぁあああ!」
T隊長 「落ち着け!!何も新規グラを起こすとかじゃねー!」
デザイナー「でも…もうPSO2の納期が近いですよ隊長!!」
T隊長 「んな事はわかってる!俺たちは何だデザイナー!?」
デザイナー「ユーザーに夢と希望を与える不可能を可能にする特攻野郎ソニックチーム…です」
T隊長 「そう!俺たちは例え無謀だと思っても!挑戦しなければいけない!!」
デザイナー「えー…でももうマスター締め切りがギリギリッス」
T隊長 「お前はPSUで散々PMのお世話になったよなぁ?」
デザイナー「ギク!何故それを!?」
T隊長「実はこう…(ごにょごにょ)」
デザイナー「え…?新グラのパーツにPMのソレを混ぜる?」
T隊長 「馬鹿!声が大きい!こう!今度のアレに440アレやで420のソレを混ぜるとかだよ!」
デザイナー「あー…ユーザーが組み合わせるとPMが出来上がりとか?」
T隊長 「そうそう。上手くPSO2風にな?これなら新グラに混ぜてもOKじゃね?」
デザイナー「フレパで使えば連れまわせますね!」
T隊長 「出来る?」
デザイナー「出来るも何も!上手くやりますよ!俺もPMに会いたいですからね!」
T隊長  「うむ!任せるぞデザイナー!」

数ヵ月後SEGA開発室。
またもT隊長を呼び止めるS氏。
気のせいかさらに頭髪が少なくなっている。
(この物語はフィクションです)

S氏 「隊長!隊長!ああ、いたいた!」
T隊長「んー…なんすか?クロズゾーンで忙しいんですけど?」
S氏 「いやあ新パーツの評判が良くてねえ!でPMの件はどうなった?」
T隊長「さあ?」
S氏 「さあって困るよ隊長!これから大型アップデートもあるしねえ…!」
T隊長「まあ解るヤツは解るってヤツですよ。色んな遊び方があってもいいかと思います」
S氏 「??」
T隊長「じゃあ俺はクロスゾーンがあるんで、これで失礼!」
S氏 「おおい?隊長!?隊長!?」

上機嫌で歌を歌うT隊長。

If one was meant for pain
始まりは痛みを意味しても
for all to stay the same
変わること無い全ての為に
for all to,here,remain
ここに残る 全ての為に
there is more that I can be
私には 出来ることがあって
there is something more in me
私の中には まだ何かあって
there is something that I must be
私には やらなければならない何かがあって

A hope in my hand that's all I take with me
手の中にあるつかんだ「希望」
in the grey,everyday,it's hard to see
灰色の毎日なんて 見ていられない
so I go on even though its long-shot from how it was before
望むは薄いと解っていても それでも私は進み続ける
And what I dreamed all along will never come,so maybe there's something new
ずっと夢見てきた事は もう決して起こりはしない それならきっと新しい何かがある
it cannot be the end of all that we know
でも それは私たちの知る「終焉」なんかじゃない

a hole in the sky,an early good-bye
空が落ちようとも 早すぎる別れでも
I know we can't let it end
私たちは終わらないと知っているから

Infinity
永遠に

S氏 「おおい!?」

PM復活計画に420を載せたら評判が良かったので思いついた小話。
酔った勢いで書いたのでかなりアレですよ。あと訳は意訳です。
実際はこんなやりとりは無かった…はず?